こんにちは、ディレクトです。
設計士や建築家と言われる人々の多くは、建築物を設計するだけでなく、他の人が造った建物を見て歩くことも好きです。
世界には、数多くの建物が存在しますが、心の琴線に触れる建物に出会った時は、言葉にできない感動を覚えます。
それが、自分の設計や考え方に良い影響を与えることも少なくありません。
今日は、ディレクトの設計士が魅了された建築物についてご紹介したいと思います。
(引用元 www.kanazawa-museum.jp/daisetz/)
【鈴木大拙館】
鈴木大拙館は、金沢にある仏教哲学者・鈴木大拙の考えや即席を伝える美術館です。
小立野台地から続く斜面緑地を背景にした敷地に建てられています。
素晴らしいのは、建築単体の美しさではなく、ランドスケープを建築一部としてうまく取り入れ、鈴木大拙の世界感を空間で体現している点。
変化する自然を「空間の表情」としてデザインして、飽きのこない空間提案をしています。
住宅設計をする上でも、鈴木大拙館のように、室内インテリアだけではなく屋外空間までもデザインするように常に意識しています。
例えば、眺望が良い敷地であれば大きな開口を計画したり、密集地であればプライバシー性を考えた外から見えない中庭を作るなど。
いかに「その土地の良い点を最大限に生かした計画」が提案できるかを心がけています。
一生に一度の新築住宅を建てるのですから、唯一無二の家づくりをご提案したいですし、その土地だからできることを大切にしたいと思っています。
▼お問い合わせ www.direct-co.com/contact/
こんにちは、ディレクトです。
今日は、昨年12月に福井県越前市に完成したばかりの「T HOUSE」をご紹介します。
1階はネイルサロン、2階は住居スペースの店舗併用住宅です。
1階店舗のアプローチ壁は、モルタルに墨を混ぜた独特な風合いで仕上げました。
店舗のアクセントとして、年月とともに変化していく素材の質感や表情を楽しめます。
2階住居スペースのメイン空間であるLDKは、大開口窓のある明るい空間になりました。
室内は、あえて壁を造らずに「ガラススクリーン」で間仕切りをすることで、開放感を演出。
空間に広がりを生むだけでなく、自然光を遮らないことで室内全体を明るく照らしてくれます。
ベランダへ続くリビング窓際は、床より1段高い小上がりにしました。
ベンチのように使ったり、バルコニーの出入りがしやすかったりします。
ベランダは、スリットを設けた高い壁で囲っているので、抜け感を出しながらもプライバシー確保を両立した設計となっています。
1階と2階は、照明が主役の吹き抜けホールで緩やかに繋がっています。
ここもガラススクリーンで囲うことで、視線と光を遮らずに開放感をだしています。
また、生活音が下に漏れない遮音効果もあります。
キッチンダイニングは、インテリアをモノトーンでまとめて重厚感と上質さを表現。
木調と間接照明が加わることで柔らかな雰囲気を纏い、落ち着きのある心地よさを与えてくれています。
T HOUSEでは、店舗設計の手法を生かして、ガラススクリーンや吹き抜けホールなどの住宅デザインではあまり使われない素材を使った住宅設計をご提案しました。
働く時間も住居でくつろぐ時間も、どちらも大切にした店舗併用住宅です。
「のびやかに暮らす店舗併用住宅」のWORKSはこちら▼
こんにちは、ディレクトです。
弊社では、住居だけでなく店舗併用住宅も数多く手掛けています。
本社からも近い白山市美川にある『鮨 美浜』も、ディレクトが建築させていただいた店舗併用住宅です。
「鮨 美浜」は、新鮮なネタを使った質の高いお寿司をリーズナブルに食べられると人気のお店。
特に6月ごろに出る「生しらす丼」が有名で、県外からいらっしゃるお客さまも多いとか。
ディレクトのスタッフも、何度もお寿司を食べにお邪魔しています。
5年前に以前のテナントから移り、現在の店舗兼住宅で再スタートされました。
1階が店舗、2階が住居スペースとなっています。
店主からのご要望は、「高級感がありながらもカジュアルな雰囲気」。
大通りからも目を惹く印象的な外観デザインで高級感を出し、内装はカジュアルで明るい雰囲気をご提案しました。
正面には窓を設けず、中を見せずに看板も小さめにした高級店の佇まいに。
外壁を左官仕上げにして、手仕事の上質な雰囲気をプラスしています。
造作の引き戸を開けてエントランスを進んでいくと、石張りのシックなカウンターのある和モダンなワンフロアの店内へ。
建物サイドのFIX窓から豊かな採光を取り入れて、明るく広がりのある印象に仕上げました。
大きなカウンターテーブルは造作したものです。
「鮨 美浜」で使用している器が、流木のような重厚感のある特長的なものなので、それを引き立たせる雰囲気・デザインで設えました。
店主が、カウンター内からお店全体を見渡せるようにして、店主とお客さまとの心理的な距離感を近く保ち、カジュアルさも添えています。
店舗建築では、お店のコンセプトや店主の想いを汲んだ設計はもちろん、いらっしゃるお客さまが居心地よく過ごせる空間をお造りしなければならないと思っています。
その点で、住宅設計よりも空間の雰囲気や印象が重視されます。
じっくりと対話をして、店主もお客さまもご満足いただけるご提案をさせていただきます。
こんにちは、ディレクトです。
今日は、弊社の福井オフィスをご紹介します。
福井オフィスは、福井市の中心市街地にあるショッピングモール「エルパ」のすぐ後ろのビル内に事務所を構えています。
コンクリートうちっぱなしの3階建てビルには、他にデザイン会社などクリエイティブな業種の企業が集まっていて、私たちも少なからず刺激を受けていると感じています。
そんな中で、福井オフィスには2名の設計士が在籍。
お客さまの理想の家づくり、店舗併用住宅などをお打ち合わせから設計まで、一貫して担当させていただいています。
事務所内は、コンクリートブロックの間仕切りや収納棚など、モノトーン系でまとめた空間です。
じっくりと落ち着いてお打ち合わせしていただけるよう、お子さまスペースもご用意しています。
ひと際存在感のある本棚には、建築関係の書籍やお打ち合わせで使った建築模型を並べており、来社されたお客さまにも人気です。
もちろん手に取ってご覧いただけます。
立体的な模型は、完成予想図を頭の中でイメージしやすく、想像も膨らみます。
福井オフィスにいらっしゃったときは、ぜひそんな家づくりのアイデアも探してみてください。
こんにちは、ディレクトです。
玄関は家の顔。
毎日使う場所だからこそ、スッキリと整った気持ちの良い空間を作りたいものです。
今日は、これまでに建築させていただいた「玄関事例」を集めてみました。
【I house】
開放感のある吹き抜けの玄関
右手の壁にガラスを用いたことで、より広がりを感じられます。
床材をタイルにしてラグジュアリー感を演出。
【HY house】
奥行きがあっても採光豊かな明るい空間。
玄関横のインナーガレージとはガラス扉で繋がっており、室内からガレージを見せる演出に。
【H house】
玄関の奥に中庭を設けて抜け感が出るように。
シンボルツリーの見える開放的な玄関が、家族やゲストを気持ちよく出迎えてくれます。
床はモルタルで仕上げ、浮遊感のあるスケルトン階段が印象的です。
【HT house】
重厚感のある造作の玄関扉を開くと、田園風景が広がる玄関ホール。
奥の壁面を全面FIX窓にして、景色の良い立地を生かしたデザインです。
使い心地のよいフラットな玄関に仕上げています。
【C house】
玄関に入るとすぐにLDKがある、余分な空間を省いたミニマルな設計。
大きな窓からの採光と吹き抜けで、開放感のある明るい空間に。
【F house】
広く奥行きのある玄関。
壁面にタイルを用いたアクセント装飾が特徴的なインテリア。
シックな色合いにまとめて、落ち着いた雰囲気を演出しています。
【HK house】
玄関横の壁の一部をガラスにすることで、空間の広がりを感じられる空間。
シューズボックスとベンチが一体となった造作家具を設置しました。
限られた空間である玄関は、お施主さまの個性が出やすい場所。
ディレクトでは、デザインはもちろん、使い心地も考えた玄関をお施主様と一緒に考え、お造りします。
ご紹介した家の内観やその他の施工事例は、ホームページ内の「WORKS」(www.direct-co.com/works/)にてご紹介しています。