こんにちは、ディレクトです。
昨年末に、平屋住宅の内見会を開催しました。
平屋というと、これまでは定年を迎えたシニア層に好まれる住宅でしたが、最近は若年層や子育て世代からのニーズも増えています。
3~4人家族であれば、2階建てでなくても十分ゆとりを持って暮らせますし、ワンフロアで家族がちょうどよい距離感で過ごせるのも魅力的です。
内見会でご覧いただいた平屋は、四角いシルエットのシンプルモダンな外観デザインのお住まい。
リビングの床から天井までのハイサッシが、圧倒的な大開口による開放感と明るさを室内にもたらします。
TVボードや洗面化粧台などは、ディレクトオリジナルの造作家具を、空間のアクセントになる照明器具は、業務提携を結ぶ海外の照明器具をご提案し、ホテルのような高級感のある空間コーディネートで仕上げました。
私たちは、平屋においてもディレクトらしいデザイン性・空間設計の住まいをお造りしています。
シンプルで高級感のある外観デザインや、徹底的に無駄をそぎ落としたシンプルでラグジュアリーな空間は、長く住んでも決して飽きが来ないスタイルです。
将来を見据えた暮らし方として、“平屋住まい”という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
こんにちは、ディレクトです。
建物に入り、最初に見て感じる空間である玄関。
「住まいの顔」とも言われています。
年末に玄関をキレイに掃除して、スッキリ気持ちの良い空間で新年を迎えた方も多いかもしれません。
玄関は、滞在時間こそ他の居室に比べると短いですが、建物の印象や住む人・来る人の“心を動かす”大事な空間です。
玄関を設計する時は、まずはお客さまのご要望を細かなところまでお伺いします。
広々と開放感のある玄関、立地条件に合わせたコンパクトな玄関など、お一人おひとりが思い描く玄関とは何か?
そこに、ディレクトらしさをプラスした空間デザインをご提案しています。
床の素材は、モルタルで仕上げるのか、タイルで仕上げるのか?
照明の灯りの色・強さやデザインはどうするか?
正面・側面に窓を配置して、どのくらいの採光を取るのか?
収納の大きさや間取りをどうするか?
他にも、正面の窓から植栽が見える「ピクチャーウィンドウ」を設計すれば、広さに関係なく開放的で明るい空間を作ることができます。
明かり取り窓の高さや大きさ、デザインなどの配置は、設計士のセンスが光る箇所。
空間の明るさや最初に目に飛び込んでくる物によって印象がガラリと変わるので、細かな点まで考え抜き、お客さまと一緒に設計を練り直していきます。
そのくらい玄関の第一印象は大事です。
建物の雰囲気づくりにもつながる場所なので、玄関をどのようなデザインや内装で仕上げるかをとても大切に考えています。
こんにちは、ディレクトです。
日が落ちるのが早くなり、家の中で照明を付ける時間が長くなる冬。
仕事が終わって家に帰る頃には、あちこちの家から灯りが漏れています。
オレンジがかった温かい色の灯りもあれば、白っぽく明るい灯りもあり、よく見てみると灯りにもいろいろあるのがわかります。
光は、建築と空間の造形や質感に影響を与えるだけでなく、進みゆく時間や移ろう季節、活気や落ち着きなどの心理的な部分にも大きな影響を及ぼします。
くつろぎの場所である家にとって、「照明」は空間の雰囲気を左右するとても重要な要素です。
そこでディレクトの家づくりでは、照明デザイナーと共に照明計画を行っています。
照明デザイナーは、
『不自由なく過ごせる、機能的な灯り』+『デザインを強調する、演出的な灯り』
この光の重要なバランスを保ちながら、オーナーさま・設計士と、住まい空間に光がどのように在るべきかをじっくりと話し、十分なヒアリングをした上で空間づくりを行います。
例えば、落ち着いた雰囲気で過ごしたい方には、天井の灯りの強さを抑えつつ光を下に落として安らぐ空間を演出するなど、オーナーさまの望む暮らし方に合わせた「心地よい住まい空間」をお造りします。
照明計画をする上で気を付けているのは、照明が主役にならないこと。
その基本としているのが、舞台照明です。
舞台では、照明は“存在を消して役者を引き立てる”役目。
それと同じように、空間でも設計士の意匠を大切にし、『明るく、小さく、目立たない』をコンセプトにした照明計画を行っています。
舞台照明のテクニックを応用して、光をシャープにしたり、柔らかくしたり、広げたり…と様々な技法を駆使し、家のデザインや機能を活かすための光を作り出します。
照明デザイナーは、ご提案から現場での調整まで一貫して対応し、色・形・配置など、心地よい空間を作るための照明計画をご提案します。
こんにちは、ディレクトです。
少し前に弊社が建築させていただいた新築住宅に、階段下スペースを活用した書斎スペースをお造りしました。
足元を掘りごたつの様に一段下げた“コックピット”のようなサイズ感と、階段下ならではのアンダーな雰囲気がなんとも落ち着く空間です。
集中して仕事をするワークスペースになったり、お子さまの学習スペースや時にはご主人の趣味スペースになったりと、暮らしを楽しむための空間になっています。
とっても素敵な空間に仕上がりました。
*光と開放感を感じるコンパクトな家 【I House】
www.direct-co.com/column/911/
ディレクトでは、他にもリゾートホテルのヴィラのようなデザインの家や、玄関先に涼しげな水盤を設計した家、ジャグジーやプールを設置した家など、ホテルライクな非日常を感じられるデザイン設計もご提案してきました。
このようなアイデアが閃くのは、店舗設計を長年手掛けてきた私たちだからかもしれません。
石川県には、店舗設計と住宅設計のどちらも手掛けている会社はないので、両者を知り尽くしているディレクトのご提案は多種多彩。
細かなところで言えば、照明の配列や家具の配置ひとつで空間の印象も変わります。
これは、店舗設計では、イメージに合わせた空間を作る上で重要な要素に。
例えば、ヴィラのような空間を作りたいならば、それに合わせた照明計画が必要です。
他にも、イメージにピッタリくる家具がない場合は、造作提案をすることもあります。
流行に左右されないデザインと、お客さまの理想にディレクトらしさをプラスした設計で、それぞれのご家族に合わせた「心地よく暮らしを楽しむ家」をお造りすることができるのです。
「自分たちのための家づくりをする」。
これこそ注文住宅の醍醐味だと思います。
私たちも、家をただの住み家としてだけでなく、暮らしを楽しみながら家族の思い出を積み重ねていける「設計事務所が造るデザイン+αの家」づくりを、お客さまと一緒にしていきたいと思っています。
こんにちは、ディレクトです。
みなさんは建物に入って「わぁっ」と、思わず感嘆の声が漏れてしまった経験はありますか?
建築に携わる私たちは、これまでに何度もそのような経験をしてきました。
建物で感動できるというのは、素晴らしい体験だと思います。
今回は、弊社の設計士Aが魅了された空間体験の中でも、特に強烈に印象に残っている建物のひとつ「東京カテドラル聖マリア大聖堂」をご紹介します。
「東京カテドラル聖マリア大聖堂」は、建築界に大きな功績をもたらした建築家・丹下健三によって設計された、東京を代表する現代建築のひとつです。
巨大なコンクリート製の曲面板を8枚立てかけた構造で、上空からみると十字架の形になっているのが特徴的で、東京都文京区にある目白台の住宅地で、ひと際存在感を放っています。
*画像参照元:www.taisei-design.jp/de/news/2008/01_01.html
目白駅から住宅街を歩いていくと、空に向かってそびえる建物の輪郭が見えてきます。
特徴的な形のステンレスの外壁は、日光を反射し、どの角度から見ても独創的な外観を造り出して見る者を楽しませてくれます。
アプローチの階段を上り終えて顔を上げると、目の前には存在感の強いエントランスが。
落ち着いた印象のヒューマンスケールの扉をくぐれば、いよいよメインの空間が現れます。
*画像参照元:www.taisei.co.jp/works/00173.html
教会内は、壮大なコンクリート打ちっぱなしの大空間で、ゆるやかなカーブを描いて伸びる壁面、見上げると十字架状に輝くトップライト…。
厳粛で音を立てるのをためらうような“神聖な祈りの場”が広がっています。
50年以上も前に建築された建物ですが、今もなお圧倒的な空間の力を感じて強く感銘を受けました。
ぜひみなさんも機会があれば、この名建築を体験していただきたいです。