こんにちは、ディレクトです。
普段の生活で天井の高さについてあまり意識することはないかもしれませんが、実は「天井高」(床から天井までの高さ)は、空間の印象を変える大切な要素の一つです。
先日開催した内見会では、ご来場のお客さまから
「外から見ていた印象より、室内がとても広くて驚きました。明るく開放感があって、とても居心地がいいです。」
といったお声をたくさんいただきました。
これは、限られた敷地の中で床面積を広くするのではなく、天井高を高くすることで開放感のある空間をお造りしたからです。
それなら、できる限り天井高を高くすれば理想的な家になるのでは?と考えてしまうかもしれませんが、そうとは限りません。
お施主さまご家族の生活スタイルやお部屋によって、理想的な天井の高さは異なると思います。
例えば、LDKのようなお部屋は、天井高を高くすることで、広々と開けた印象の空間になります。
ディレクトの設計であれば、LDKの天井高の標準的な高さは2.4m。
吹き抜けの場合は、天井高が3.4~3.5mです。
吹き抜けほどの天井高が高い空間であれば、“特別な空間”に見せることができます。
逆に、トイレや寝室のようなお部屋は、天井高を2.1~2.2mと低くすることで、程よい密閉感が落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
このように、天井高を意識するだけで、開放感のある部屋や落ち着いて過ごせる部屋など、ご要望に沿った雰囲気の空間を計画することができます。
決まりきった形はないので、設計士がお客さまとの対話を通じて、居心地良く過ごせる空間をお造りしたいと思っています。
こんにちは、ディレクトです。
家や店舗の「外観」は、建築デザインにとって重要です。
建物を訪れて最初に見るのが外観なので、そのデザインが第一印象を決めるといっても過言ではありません。
だから、外観デザイン、特にファサードデザイン(外観正面)は、設計者も並々ならぬ想いを込めて作っています。
【作り込まずに、シンプルに。】
長く愛されるデザインには、シンプルで暮らしに馴染むものが多いように、建築デザインもシンプルでその環境に馴染み、住まう家族が暮らしやすいものがよいと考えています。
正面には窓を配置しないシンプルさ、建てものに馴染むように配置したシンボルツリーや建物に被らないようデザインした駐車場設計など…。
北陸の家は、雪対策を考えて設計しなければならない難しさもありますが、せっかくの建物のデザインを崩さないよう、ご予算に合わせながらご提案をしています。
決して作り込んだ凝ったデザインにはしませんが、そこには精細に考えられた想いが込められています。
そんなところにも注目して、私たちの外観デザインを見ていただけると嬉しいです。
こんにちは、ディレクトです。
先日、1年目の定期検査で、お施主さまの家を尋ねました。
お引き渡しの時とは違って、ご家族の生活の温かみが感じられて家がさらに魅力的に感じられました。
1年点検では、壁紙やクロスに隙間やヨレがないか、扉の反りや歪みがないかを調べたり、フルハイドア(床から天井までのドア)の調整をしたりします。
寒暖差によって木が反り、壁や扉などのヨレや歪みなどが出てくる場合があります。
それは自然となってしまうものなので、仕方ありません。
このような自然に起きてしまうものに関しては、無償で補償できる場合もありますのでご相談ください。
定期検査でお伺いすると、久しぶりにお施主さまとゆっくりお話しできるのも、とても楽しいひとときです。
新しい家でどんな風に生活をされているのか、居心地はどうかなど、話は尽きません。
棚を増設したい、照明を付けたいなど、暮らし始めてから「もっとこうしたい」といった要望もでてきます。
定期検査では、そのようなお声や要望も伺い、いつでも対応しています。
もちろん、1年目だけでなく2年、3年、5年過ぎても、ご連絡いただければお伺いしています。
内容によっては無償で保証もしていますので、お施主さまとは、お引き渡しが終わってからもずっと長いお付き合いです。
ディレクトでは、美容室、飲食店、ショップ、接骨院、事務所などの店舗設計、店舗併用住宅の設計も行っていますので、スタッフがお店へひょっこり遊びに行くこともあります。
そんなお施主さまとの長く良い関係が、家づくりの楽しさでもあります。
こんにちは、ディレクトです。
先日、お施主さまのご厚意で、上質で落ち着いた雰囲気のお住まいで内見会をさせていただきました。
「ホテルのような落ち着いた空間が心地いいですね」
そうおっしゃるお客さまもいらっしゃいました。
弊社がデザイン・プランニングする家は、ご家族が「心地よく暮らせる住まい」です。
ゆっくりとくつろげる空間、自然光が豊かに注ぐLDK、インテリアにこだわった住まいなど、心地よく感じるポイントは、ご家族それぞれ違います。
ですから、お客さまのご希望をじっくりと聞いた上で、プランを考えます。
この時に思うのは、ご要望を叶えながら、いかにディレクトらしいデザイン・インテリアコーディネートのご提案をするかということです。
店舗設計も手掛ける私たちだからこその家づくりとは?
それが、今回のようなホテルライクなインテリアだったり、住宅っぽくない空間設計だったりするのです。
キッチン収納を扉まで壁のように見せるデザイン。
お庭を眺められる造作風呂の設計。
他にも、デザイン照明(ペンダントライト)や住宅ではあまり使わない集光型(ピンスポット)ダウンライトを使い、灯りの陰影で落ち着いた雰囲気を演出したり。
これらは、どれも一般住宅というより、ホテルや店舗のような商業建築でみられるデザインです。
旅行に行ったときのちょっと非日常な空間、ホテルライクなくつろげる空間が、居心地よく感じられることはよくあります。
そんな落ち着いた雰囲気を住空間に取り入れれば、それもまたあなたにとっての心地よい住まいなのだと思います。
こんにちは、ディレクトです。
1月になり、北陸の寒さも一層厳しくなってきました。
最近は断熱・気密性能の高い住宅も多いので、ひと昔前のように「すき間風が入ってきて寒い」というようなことはなくなりましたが、それでも冬は温もりが恋しくなります。
以前、書店で『富山は日本のスウェーデン』という本のタイトルが気になり、手に取ったことがありました。
住みよさについて書かれた本なのですが、確かに、北陸の暮らしは北欧とよく似ています。
冬は、雪が降ったり曇りの日が多かったりと、寒い日が続き、夜が長いこと。
そして、暮らしやすさや幸福度が高いこと、など。
スウェーデンではありませんが、同じ北欧のデンマークには、「ヒュッゲ」という習慣があります。
ヒュッゲとは、「ほっとくつろげる心地よい時間の過ごし方」や、「その時間を過ごすことで生まれる幸福感や充実度を楽しむ暮らし方」のこと。
冬は、家での過ごし方を大切にしていて、ロウソクや暖炉・柔らかな照明の灯りで家族との時間を楽しんだり、友人とお酒を飲んでおしゃべりしたりして、暖かな部屋でゆっくりと過ごします。
ヒュッゲのような心温かな暮らしは、お部屋のインテリアや作り方を工夫することで私たちの暮らしにも取り入れられます。
例えば、薪ストーブ。
薪ストーブは、気温的にもお部屋全体を暖めてくれますし、周りに自然と家族が集まり団らんの時間が生まれます。
ディレクトでは、ホテルや店舗で使われている、二酸化炭素の出ない「バイオエタノール暖炉」の設置も可能です。
お部屋を暖めるというよりも、どちらかと言えば観賞用に近いのですが、メンテナンスも少なく視覚的な温かさを演出してくれます。
北欧の人々は、照明の使い方も上手です。
暖色系の間接照明の優しい光は、暖かみやくつろぎを感じさせてくれます。
白熱灯のような白い光ではなく、暖色系の柔らかな光をいくつか組み合わせて使っています。
それだけで、心が落ち着き安らぎの時間を演出してくれます。
時には、中庭に手提げランプやテーブル、イス、ロウソクを置いて、温かい飲み物やお酒と一緒に夜の時間を楽しんでみるのもいいかもしれません。
ディレクトでも、北欧デザインのインテリアをご提案することも多くあります。
過度な加工をせず素材そのものを活かしたデザインが、私たちの設計やデザインにしっくりと馴染みます。
家に居る時は家族と過ごす、ご予算に合わせながらご家族がLDKに集えるプランをご提案いたします。
気温が寒くなる季節は、心がほっと温まる“ヒュッゲ”な家時間を過ごしてみてはどうでしょうか。