適切な収納
こんにちは、ディレクトです。
先日、冬物衣類を出すついでに収納の中の物を整理してみました。
クローゼットや収納を開けて、改めて物を出してみると、こんなにも着ない・使わない物があったのかと驚きました。
最近は、物をあまり持たない「ミニマリスト」志向の方が増えていますが、「収納はできるだけ多く」というご要望は少なくありません。
建築業界では、理想的な収納量は「床面積の1割」と言われています。
これは、家族構成や所有物が多い人にとっては、少ないと感じる量だと思います。
しかし、収納が多いと居住スペースが狭くなるので、収納はたくさんあればよいものでもなく、ご家族に合った「適量」を考えなければなりません。
「適切な量の収納」を作れるのも、注文住宅のメリットです。
お施主さまが「ちょうどよい」「使いやすい」と感じられるものを設計士と一緒に考えていくのが良いと思います。
アウトドアが好きな方なら玄関に大きめの収納を、洋服が好きな方ならクローゼットを大きめにするなど、生活スタイルに合わせてお施主さまが求める「使い方」「大きさ」「数」「デザイン」などを、お話の中から感じ取って計画しています。
適切な収納量に“正解”はありません。
「収納数」は増やせなくても、1つの収納で「収納量」を増やすこともできます。
1段を2段の収納にしたり、可動棚にして使う時期に合わせて変化させられるようにしたり
効率の良い棚を考えられるのも、収納計画のおもしろさではないでしょうか。