COLUMN

メンテナンスで永く住まい継ぐ

こんにちは、ディレクトです。

弊社では、新築住宅のお引き渡しの際に、「住宅設備取り扱い説明書」と一緒にオーナーさまにお渡ししているものがあります。

それが、【取扱注意事項・外部メンテナンス目安】です。

この書面には、オーナーさまご自身に行っていただく「日常のメンテナンス」や注意事項、メンテナンスの目安などについてご説明しています。

無垢材を使用している場合は、木の性質もふまえて床・壁・建具の取り扱いについて。

結露・カビ対策のための、こまめな換気について。

また、水廻りの日常的な掃除箇所や、外壁・ウッドデッキ・植栽・芝のお手入れ方法などの内容が書かれています。

これをお渡しするのは、せっかくのお住まいをずっと大切に住み継いでいっていただきたいからです

例えば、無垢材のメンテナンスひとつ挙げてみても、年1回、液体ワックスを塗り重ねていくことで、ミルフィーユのように床表面を保護してくれてキズや変色に強くなっていきます。

さらには、手間をかければかけるほど暮らしに馴染んでいき、経年変化による深い味わいも出てきます。

しかし、無垢材をメンテナンスしないままでいると、どんどん劣化していってしまいます。

忙しい現代では、つい住まいに“手間”をかけることを忘れがちになってしまいますが、時折「取扱注意事項・外部メンテナンス目安」を見返すことで、手間をかけてあげることを思い出していただけると嬉しいなと思います。

お引き渡しより、1ヶ月・6ヶ月・1年・2年・5年・10年という期間で、定期点検も実施させていただいております。

定期点検時に、10年を目安におすすめしている外壁塗装の塗替え、コーキングの打替えなどのお声がけもしております。

家も私たちの身体と同じです。

「今は大丈夫」ではなく、こまめに健康状態をチェックし、日ごろからメンテナンスしておくことで、永く住み継いでいくことができます

これからも、ご家族の“未来の暮らしにも寄り添える家づくり”をしていきたいと考えています。