暮らしに適した広さ
こんにちは、ディレクトです。
土地の購入から考えていらっしゃるお客さまから、「住宅を建てる時は、どのくらいの広さが必要ですか?」と聞かれることがあります。
たしかに、理想の家を建てるための広さを悩まれる方は多いです。
ディレクトで建築されるお施主さまの平均的な建坪は、20坪前後~35坪半ばが多いでしょうか。
しかし、広ければその分予算がかかりますし、広ければ暮らしが豊かになるかというのも違う気がします。
「ご家族の暮らしに適した広さとは?」
これには、いつも頭を悩ませながら設計をしています。
数学のように、誰にでも当てはまる「正解」があるとよいのですが、お客さまお一人おひとりのご予算や暮らし方、理想とするものが違うので簡単にはいきません。
ディレクトがご提案をする時に大切にしているのは、「広さ」よりも「暮らし方」。
お話しをじっくり聞いて、理想の暮らし方が叶えられる家を考えます。
よりシンプルに、無駄をなくして、その分の費用をよりお客さまが望む暮らし(内装・家具・インテリアなど)に使っていただこうという考え方です。
予算的に土地が少し小さいと感じられる場所でも、必要のないスペースは省き、必要なスペースをしっかり確保するので、「思っていた以上に広い空間に感じられる」とおっしゃっていただくことも多いです。
「暮らしに適した広さ」は、私たち設計士とお客さまの“対話”の中から生まれます。
面積の大きさにこだわるのではなく、心豊かに暮らせる住空間に焦点を置いて家づくりを進めてみてください。