COLUMN

職人の手仕事

こんにちは、ディレクトです。

見えるところも、見えないところも、
細部まで美しく、心地よい暮らしをデザインするディレクトの家づくり。
1棟完成する度に、家は職人の手仕事でできているのだと実感させられます。

先日、お客さまと一緒に事例写真を見ていた時、
左官仕上げの美しさに改めて感嘆させられました。

それが、こちらのモールテックスで仕上げた玄関ホール。
塗り床のいい表情が、高級感のある玄関を演出してくれています。
シンプルな空間に柔らかさが生まれ、その先に見える海へと視線を導いてくれているよう。
まさに、職人技と言える美しい手仕事です。

左官仕上げは、店舗設計でよく用いられる手法で、
ディレクトでも空間の魅力を引き出すために用いることがあります。
左官職人の技が創り出す独特の質感や表情は、同じものが二つとなく、
「塗り」だからできる上質さを表現することができます。

しかし、難しいのは、仕上がりの美しさが職人の腕に左右される点。
小手の押さえ方や微妙な力加減で、塗りの柄やムラ加減が変わってしまうからです。
腕のいい左官職人でないと、イメージする仕上がりにならないのです。

ディレクトの家を担当してくださる左官職人さんは、
長くお付き合いがあり、ディレクトのデザインを良く知る方にお願いしています。
技術はもちろん、柄や繊細なムラ加減をイメージ通りに仕上げてくれる
表現力も持ち合わせている方です。

塗り面積の大きな外壁も、力の強弱で素材感を引き出すのが上手く、
一人で細かな部分まで丁寧に仕上げてくださいます。
それによって、ディレクトの外観デザインがより一層目を惹く美しい姿に。

職人は「技術+センス(表現力)」があってこそ、
一流”なのだと思わせてくれます。