現代の暮らし方の変化と住まいの形
こんにちは、ディレクトです。
2020年に始まったコロナウィルスの影響で、人々の生活様式は大きく変わりました。
リモートワークや働き方の多様化、家での過ごし方など、新しい住まいの在り方・作り方を考える人も増えたのではないでしょうか。
しかし、実は、住まいに求めるものは、いつの時代であっても、時代の進化と共に日々少しずつ変化していっています。
少し前までは当たり前だったものが、必要とされなくなったり。
これまではなかった新しいものが、定着しつつあったり…。
例えば、「収納」の作り方。
これまでは、多くのお客さまが「収納をたくさん作りたい」と希望されていましたが、最近はそうでもありません。
「ミニマル」「シンプル」な生活を好む人、使わなくなった物はフリマアプリで売るなどの“物をたくさん所有しない暮らし方”をする人が増え、住まい全体の収納数が減少しています。
代表的なのが、子ども部屋のクローゼットを「つくらない」または「ドアなしで作る」というケース。
これまで、子ども部屋は「収納付き6~8畳」が一般的でしたが、最近の標準は4.5~5.5畳。
子ども部屋を小さくする分、リビングや家族共有の収納スペースを充実させる傾向にあります。
・各部屋の収納スペースを小さくorなくして、ファミリークローゼットを作る。
・子どもは将来独立するので、極力シンプルなデザインに。
・子どもはクローゼットの開け閉めをしないので、ドアをなくして部屋を広く見せたい。(ロールスクリーンを設置して隠せる工夫)
その他にも、最近“いるもの”として定着しつつあるのが、「お掃除ロボ」や「ウォーターサーバー」置き場の設置。
逆に、“いらないもの”は、お風呂のミラーや和室(個室)など。
掃除が大変、リビングを広くしたいから和室ではなく畳スペースにして極力シンプルに、など、暮らし方への考え方の変化が、住まいの形に影響をもたらしています。
毎日住宅と向き合っている私たちは、そのような変化を敏感に感じ取りながら、お客さまにベストな住まいづくりをご提案しています。
でも、家は20年、30年と暮らしていくもの。
ディレクトがご提案するシンプルな空間なら、飽きがこず、柔軟性・可変性にも優れています。
今だけでなく、これからの暮らしやライフスタイルも考える。
自分たちらしい住まいづくりをご提案する。
そんなお一人おひとりに合わせたベストな家づくりを、一緒に考えていきたいと思っています。