COLUMN

視線の先にあるもの

こんにちは、ディレクトです。

春の陽光が温かく気持ちの良い季節になりました。
お天気の良い日が続くと、リビングのソファに座って窓の外の景色を眺める、何気ないひと時が心地よく感じられます。

暮らしの中でこの「心地よさ」を感じられるかどうかは、とても大切だと思います。
視界から入る情報は思っている以上に多く、視線の先にどんな景色が広がっているかで、居心地も変わってきます。
お庭のシンボルツリー、お気に入りのインテリア、談笑する家族…
みなさんは、どんな心地よい暮らし方をされたいでしょうか。

例えば、リビングでくつろいでいる時に、大好きな階段が見えるだけで心が躍ります。
鉄骨階段や片持ち階段など、ディレクトが提案する“空間のオブジェ”のような存在感のあるリビング階段は、とても人気があります。
このデザインを気に入り、相談に来られるお客さまも多くいらっしゃいます。

また、開放感のある大開口から、中庭のシンボルツリーを眺めれば心がスッと癒されます。
植栽が風で揺れると、室内に居ながらも風を感じられて、心地よい気分にさせてくれます。
自然を感じたり、季節を感じたり、心豊かな時間を過ごすことができます。

見えることで心地よさを感じる空間づくりもありますが、一方で「見えなくする」ことで生まれる心地よさも考えられます。
例えば、プライバシーに配慮した中庭の設計
中庭の向こうに高めの壁を設けることで、外からの視線を気にすることなくゆっくりくつろぐことができます。
他にも、扉のある収納で生活感を見せない工夫もあります。
お子さまのオモチャや食器・キッチン家電、生活用品などを扉付きの収納にしまうことで、お部屋がスッキリします。

家は、「家族が心地よく暮らすための空間」です。
ただ生活する場所ではなく、理想の暮らし方ができる空間をお造りしたいと思っています。