COLUMN

心地よい灯り計画

こんにちは、ディレクトです。

日が落ちるのが早くなり、家の中で照明を付ける時間が長くなる冬。

仕事が終わって家に帰る頃には、あちこちの家から灯りが漏れています。

オレンジがかった温かい色の灯りもあれば、白っぽく明るい灯りもあり、よく見てみると灯りにもいろいろあるのがわかります。

光は、建築と空間の造形や質感に影響を与えるだけでなく、進みゆく時間や移ろう季節、活気や落ち着きなどの心理的な部分にも大きな影響を及ぼします。

くつろぎの場所である家にとって、「照明」は空間の雰囲気を左右するとても重要な要素です。

そこでディレクトの家づくりでは、照明デザイナーと共に照明計画を行っています。

照明デザイナーは、

不自由なく過ごせる、機能的な灯り』+『デザインを強調する、演出的な灯り

この光の重要なバランスを保ちながら、オーナーさま・設計士と、住まい空間に光がどのように在るべきかをじっくりと話し、十分なヒアリングをした上で空間づくりを行います。

例えば、落ち着いた雰囲気で過ごしたい方には、天井の灯りの強さを抑えつつ光を下に落として安らぐ空間を演出するなど、オーナーさまの望む暮らし方に合わせた「心地よい住まい空間」をお造りします。

照明計画をする上で気を付けているのは、照明が主役にならないこと

その基本としているのが、舞台照明です。

舞台では、照明は“存在を消して役者を引き立てる”役目。

それと同じように、空間でも設計士の意匠を大切にし、『明るく、小さく、目立たない』をコンセプトにした照明計画を行っています。

舞台照明のテクニックを応用して、光をシャープにしたり、柔らかくしたり、広げたり…と様々な技法を駆使し、家のデザインや機能を活かすための光を作り出します。

照明デザイナーは、ご提案から現場での調整まで一貫して対応し、色・形・配置など、心地よい空間を作るための照明計画をご提案します。